そろそろ、9月中旬に実施された、サピックスの学校別オープンの結果が出たころでしょうか。
サピックスの模試を受験している外部生の方で、合格力判定資料を手に入れていない
場合は、サピックス校舎窓口で手に入れたほうがよいと思います。私はご自由におとり
くださいのコーナーで見つけて、もらいました(本当は受験申込した外部生には丁寧に
案内してほしいところです。)
この資料には、サピックス模試の偏差値(6年9~12月の4回にわたる平均偏差値)
と合格率の対応がわかる表(過去5年分)が掲載されています。私の手元にある
2023年版だと、上記の情報のほか、筑駒、男女御三家(武蔵を除く)、駒場東邦、
慶応普通部についてのみ学校別オープン1回目(9月),2回目(11月頃)の偏差
値と合格率の対応がわかる表と、想定合格点、合格想定者平均点と受験者平均点(過
去4回分)が科目別に載っています。本番の試験で科目別平均点などの情報を公開して
いない学校もあるので、この情報は貴重です(サピックスの学校別オープンは受験者が
本番入試と近いのでなおさらです。)。開成中のデータを参考に紹介すると、9から12月の4回
にわたる、合格力判定サピックスオープンの平均偏差値63で2023年は合格率50%
(これは実際の試験での合格最低点に相当するらしいです。詳しくはサピックスマイペー
ジから視聴できる説明動画をご覧ください。それ以前の4年分は62か)、学校別オープ
ン(開成中)での合格率50%の偏差値は、2023年が54,2022年が49、20
21年が52となっています。
この資料とお子様の成績表を見比べて、強み、弱みを確認するのがよいと思います。
また、成績表、採点後答案に記載の設問別正答率を確認し、正答率が高いのに、間違
ってしまった問題があれば、その間違いは不注意か理解不足か、その単元を強化すべきか、
それともいっそ捨て単元とするのか、塾の先生とも相談したほうがよいと思います。
なお、成績表に、科目ごとに正答率の高い順に並べたページがあるので、想定合格
点に届いていない場合は、正答率の高い問題から順に、間違ってしまった問題に合格想定
点に達するまで印をつけていき、その印がついたものが合格に必要な課題とみることが
できるかと思います。
それにより、苦手単元が明らかになれば、その単元の問題を集中的にやる時間を
確保するなどの対策を考えだせるかもしれません(算数であれば、中学受験コベツバ
のトップガン特訓のうち、苦手単元だけを購入するとか、月刊誌「中学への算数」の
苦手単元を扱っている月の1冊(場合により、バックナンバーで過年度も買う)だけ
買って、その中の日々の演習(約25問)をやるなどが考えられます。)。
この話が参考になれば幸いです。最後までお読みくださりありがとうございました。
コメント