息子は小5前半まで国語が苦手でした。小5の6月のサピックスオープン
では偏差値47くらいでした。国語を何とかする必要がありました。
そこで、親として、記述問題で点をとれるようにするために、採点基準
を知るべきと思い、情報収集活動をしたところ、
なんと
採点基準を公開している学校がある(比較的詳細に)
とわかり、
早速その学校の過去問集をその学校から取り寄せました(声の教育社等の
過去問ア集にはのっていないため)。
その冊子を見ると、記述問題の採点基準は、おおむね次のようなことが
書かれています(採点事例の掲載もあり)。
内容面
記述問題ごとに、3つ程度の要素が求められており、
その要素ごとに配点されている
(例えば、A要素6点 B要素4点、C要素6点)
問題によっては、A~D要素(4つ)が求められていたり、
A要素をA1(3点),A2(3点)と2つに分けている。
形式面
設問に合わせた文末にする(例 Qどのような点か A~点
Q なぜか A ~だから)
要素と要素との論理的つながり
文章のつながり(主語と述語の対応、原因と結果など)
「~たり」が正しく使われていない
(「~たり」の単独使用や、
並列になっていない事柄に対して「~たり」を2回使用)
このほか、記載はないですが、誤字脱字や字が汚い、薄すぎ
も、もしかしたら、減点対象かもしれません。
内容面の採点基準を考えてみると、
1つの要素をいくら詳しく書いても得点がつかない
ことが推測されます。
傍線部前後のみを読んで解答を作りがちですが、
文全体から要素をもれなくひろいあげられるようになる
必要があります。
学校によっては、入試問題の模範解答をホームページ等で
公開しているので、それをご覧になって採点基準を推測して
みることも必要かもしれません(このほか、文中の文章のつ
なぎあわせで解答が作られているか、そうではなく、言い換
えて解答がつくられているか、もその学校の傾向として把握
する必要があると思われます。)
この話が参考になれば幸いです。
最後までお読みくださりありがとうございました。
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