熊野孝哉先生(東大、甲陽学院中高卒、中学受験算数専門プロ家庭教師、開成中合格率79%)のこと

 熊野先生(講師略歴 | 中学受験算数専門のプロ家庭教師・熊野孝哉)は、私の知る限

りでは、中学受験算数の個別指導者の第一人者です(コベツバの村中先生は、現在は個

別指導はやっていらしゃらないでしょうから、除きます。)。

 最難関校等の受験を目指していて、算数の個別指導者をお探しの方等は、ご存じかも

しれません。

 人気指導者の場合、数年先まで予約で埋まることもあるようですから、早めに予約す

るのがよろしいと思われます。

 熊野先生は、エール出版社から多数の書籍を出していらっしゃいます。私は、中学受

験の算数について知ろうとしたとき、熊野先生の「中学受験を成功させる算数の戦略的

学習法」という本に出会い、そこから情報を得ました。例えば、まず最初に、算数全体

を知るには、四谷大塚の予習シリーズが解法にくせがなくてよいとか、どんな問題集が

よいとか、塾、模試、過去問等のこともひととおり把握できました。

 上記の本には、難関校編もあり、それも読みました。このほか「難関校合格への6

2の戦略」も読みました。また、算数の分野別の本もあり、息子の宿題指導の参考にす

るため買いました。手書きの図入り解説となっていて、わかりやすかったです。

 また、息子が5年の冬に単発のオンライン面談を受講し、学力診断してもらいました

(今は単発面談は受け付けていないようです。受験直前のためでしょうか。)。

事前に20問くらいの問題をだされ、その正答率から、サピックス偏差値で58くらい、

最難関を目指すには遅れている、という診断でした。個別指導してもらえるか、と

うかがいましたが、既に埋まっていてだめでした。

 算数の伴走は、最後まで父である私がやりましたが、受験が終わってから振り返ると、

算数も個別指導を受けさせるべきだったようにも思います(父の力量不足。ただ、国語

のほかに算数も個別指導を受けさせる金銭的負担はかなり厳しいです。)

 熊野先生の指導は、息子の受験後に発売された「難関校合格への99の戦術」による

と、9か月で予習シリーズの4~5年生の2年分6冊の基本部分を終え、その後、四科

のまとめという総まとめ問題集(四谷大塚)、プラスワン問題集(東京出版)、ステッ

プアップ演習(東京出版)、中学への算数のうち日日の演習(東京出版)を3年分等

をやる、というものだそうです(範囲学習を早めに終え、問題演習をみっちりやる

スタイルは、鉄緑会に似ている?)。

 多くの問題演習をするので、ついていけない恐れ、他の科目とのバランス等も

気になります。我が家はあまり算数に時間をかけていなかったので、熊野先生の

ご指導を受けられていたとしても、よりよい結果が出たかはなんともいえません。

 算数の配点の高い学校を目指す方で算数重視の戦略でいくのならよいと思いま

すが。

 個別指導を受ける場合は、結局、試行錯誤するしかない、ということかもしれ

ません。とりとめのない話になって申し訳ありません。

この話が参考になれば幸いです。最後までお読みくださりありがとうございました。

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