(遊びを通じて、算数の基礎的能力(論理的思考力、空間認識力等)を養うため。
幼児のときは、知育玩具の積み木類で遊ぶのもよいかも)
アルゴクラブとは、算数的ゲームを行う、遊び場のようなものです。
別名は、算数オリンピック数理教室です。
アルゴクラブの運営の担い手は、当時は主に中学受験塾で、我が家も中学受験塾が
運営する教室に通いましたが、現在は中学受験塾はあまりやっていないようで
す(株式会社アルゴクラブ:算数オリンピック数理教室←教室案内)。
オリンピックという名が入っていますが、ゆるい遊びでした(塾講師が
ゲームの進行等、場を仕切ります。)。
算数の能力を遊びながら高めることができそうだと思い、息子が幼稚園年長の
ときに、その説明会に参加し(アルゴ開発者の一人である、数学者ピーター・
フランクル氏も登壇し、趣味の大道芸(ジャグリング?)を披露してくださいま
した。)。小学1年の1年間、週1くらいの頻度で通いました(通塾の練習に
なりました。なお、現在は3年間のカリキュラムになっているようです。3年通
いが必須なのか、いつから始めるのがよいのか等問い合わせたほうがよさそうです。)。
ゲームの主な内容は、以下の
アルゴ(株式会社アルゴクラブ:算数オリンピック数理教室←アルゴの説明)
とピーキューブ(株式会社アルゴクラブ:算数オリンピック数理教室)です。
アルゴ・・数字の書かれた、伏せられたカードの数字(1~11)をあてるゲーム
(論理的思考力を育てる。カードは数字の小→大に1枚ずつ横に並べ
る決まりがあり、一部のカードの数字が分かれば、他のカードの数字
を推測できる。また、各カードは1枚しかない(白と黒各11枚)ので
、他者の持つカードから、推測する数字を絞りこめる。)。
アルゴの開発者は、
算数オリンピック委員会、東大数学科の学生、数学者ピーター・フラ
ンクル氏らです。
アルゴクラブのホームページには以下のように説明されています。
- 遊べば遊ぶほど、数理的な思考力が磨かれるゲームです。
- 整数のセンス、論理性、集中力、記憶力などが高まります。
- 数理教室アルゴクラブで、メインの教材として使用します。
- 科学的な指導法によって、算数が大好きな子どもを育てます。
- 考え抜く癖をつけ、見通す力、論理的に考える力を養います。
(我が家では、1年の最後の方の回は、ゲームに勝ちにいくため(負け癖
がつくと、よくないとの考えから)、詰めアルゴの問題集を買って、勝
つ訓練をし、勝つことができました。)
ピーキューブ・・・ 立方体の積み木が不規則につながった立体を、枠にはめ込む
時間を競う(空間認識力を育てる)
効果があったかどうかは、はっきりしませんが、空間認識力は高まったと思います
。そのように思ったのは、中受算数の単元学習の最後に、立体切断を習いましたが、
ほとんどの子が苦手とするところであるのに、息子は苦労しなかったからです。
なお、幼稚園時代の家での遊び道具として、公文の教材(図形キューブつみき)、
学研のニューブロックを与えていたのもよかったのかもしれません。空間認識力は
、素人の推測ですが、小さいころの方が養いやすいように思われます。
図形キューブつみきは、立方体のつみき(色は数種類)と、つみきの完成図が書か
れたカードがあり、カードを見ながら完成図のように積み木を並べるものです
図形キューブつみき | すべての商品 | | KUMON SHOP。
中学受験の算数の問題で扱われるのは、立方体が多いので、これで遊んで
いれば、その予習になりうると思います(中受の問題で、この完成図のようなもの
が示されて、何個の立方体からできているか、というのがあります。完成図には
書かれない、隠れた部分に立方体があるかどうか、想像する必要があります。)。
学研のニューブロック
Gakkenニューブロック【公式】 – 無限の組み合わせが無限の未来を作る
も空間認識力を高めたかもしれません。
レゴも同様の効果があるかもしれません。
なお、別記事で紹介した算数家庭教師の第一人者の熊野孝哉先生の本
「中学受験を成功させる算数の戦略的学習法」(改訂3版)157,8ページに
中学受験生にアルゴ経験者が多く、また、算数オリンピック決勝進出者に、パズ
ル経験者が多い、と指摘されていることに、アルゴクラブに入った後で気づき
ました。
また、筑駒や開成にジャグリングの同好会があるのは、このアルゴクラブ等
でジャグリングを趣味とする数学者のピーターフランクル氏を知り、その影響を
受けているのかもしれません。
中学受験成功のカギは、幼少時の遊び内容にもありそうです。
この話が参考になれば幸いです。
最後までお読みくださりありがとうございました。
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