前回の記事(私は思う。最強の中学受験塾は浜学園(関西))に掲載し
たデータの一部を変更(河合塾偏差値を駿台偏差値に変更)し、合格者数
調査対象高を追加してみました(参考1 医学部偏差値、同2 主要高校
別合格者の数・率、同3 鉄緑会在籍率)。
一部判然としない合格者数等がありますが、灘はやはりすごいですね。
これは、灘中入試対策のための算数演習が、大学入試数学の基盤を作り、
灘入学後は、鉄緑会の選抜クラス(よく聞く講師は数学科のT先生)でさ
らに鍛えられるからではないか、と私は推測します。
参考1 国公立大医学部医学科(前期)トップ4の入試難易度等
定員 駿台偏差値’25※ 共テ:2次(配点比率)
東大理三 97 77 1:4
京大医学部 102 75 11:40
東京科学大 82 73 1:2
(旧東京医科歯科大 医ー医)
阪大 医ー医 90 73 1:3
※駿台より情報提供を受けたリセマムさんのネット記事による(2024年9月に
実施された駿台全国模試の合格目標ライン偏差値)。前のこのブログ記事では
河合塾偏差値(全統記述模試)で難易度を示したが、河合塾偏差値のもとになる
全統記述模試は、駿台全国模試より問題が平易で、最難関のレベルの難易度を示す
数値としては、駿台の偏差値よりも精度が下がるようであるので、今回は駿台偏差値
を採用した。
※2 東大、京大は2次国語の負担があるほか、2次の配点割合が約80%であり、
応用問題の対策負担が高い。
一方、東京科学大、阪大は、2次国語の負担がなく、また、2次の配点割合が
東大京大ほど高くはなく、応用問題の対策負担が東大京大ほど高くはないと考え
られる。
参考2 2025年 上記4校の合格者の数・率(主要トップ高のみ掲載)
理三 京医 医歯 阪医 計 卒概数 %
灘 9 19 0 8 36 220 16.4
筑駒 15 2 3 0 20 160 12.5
開成 5 1 13 0 19 400 4.8
桜蔭 7 0 3 1 11 220 5.0
聖光 5 0 ? ? 5? 230 約2.2?
東大寺 3 8 0 5 16 200? 約8.0
洛南 1 16 0 6 23 400 5.8
※ 西日本のほうが、東日本より医学部志向が強いと言われている。また、
医学部合格の学力があっても、医学部志望でなければ、当然ながら医学部
以外の学部(例えば東大理一等)を受験することになる。
参考3 鉄緑会在籍率
(鉄緑会HP東大・京大・国公医 受験指導専門塾の 鉄緑会大阪校
鉄緑会の特色より推計)
灘 370/約1200 約31%
筑駒 586/約 840 約70%
開成 1024/約2100 約49%
桜蔭 915/約1320 約69%
聖光 76/約1380 約 6%
東大寺 203/約1200? 約17%?
洛南 561/約2120? 約26%?
この記事が参考になれば幸いです。最後までお読みくださり
ありがとうございました。
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