息子が小5の1月(入試まであと1年)に、
熊野先生(講師略歴 | 中学受験算数専門のプロ家庭教師・熊野孝哉)
に単発オンライン面談(本記事掲載日現在、面談受付は停止中。再開時は案内
あるよう。家庭教師 | 中学受験算数専門のプロ家庭教師・熊野孝哉)
をしていただきました。
私が申し込んだ当時(令和4年12月)の申込方法等は以下のとおりでした。
先生のホームページ掲載のメアドに申込み 費用 3000
(現在は5400)円 時間 60分 事前に出された20問を解いて提出
診断 事前問題の正答状況、設問ごとの解答に要した時間からサピックス偏
差値でいくつ位と診断
診断結果、相談内容に対する助言とするべきことの提案
診断の聞き手は親(本人同席も可能かもしれないが、我が家の場合は、厳し
い診断を下すため、本人が近くにいたら、席を外させるよう指示があった)
息子に対する診断は、14問正解だが、うち7問は典型問題なのに3分以上
かかっている。サピックス偏差値で57~59位 C+(16段階評価の
上から7番目)でした。
サピックス生の母集団の中、健闘していると思うが、サピックス生の最難関
校志望者に比べると遅れている。応用レベルの演習が不足しているかも。
やるべきことは、塾の宿題にかかる時間を、予習により塾の授業内で解ける
問題を増やした上、宿題の取り組みの完成度を下げることによって減らして、
できた時間で、
プラスワン問題集(2周、2~3割×でも完了としてよい)、
ステップアップ演習、
中学への算数3年分(2月号から翌年1月号の順で3回。いずれも東京出版)をやる
(四科のまとめ、応用自在(学研)は不要)
という内容でした。
この助言をされたときに思ったのは、熊野先生のご提案は、
1 分量が多くてやりきれない、
(プラスワン問題集432題、ステップアップ演習346題、中学への算数は
日々の演習というメインのコーナーに限るとしても、約20題/月×12か月
×3年分=720題、合計約1500題!!!できなかった問題をときなおす
とすれば、さらに増える。また、塾教材との重複もあるのではないか。)
2 わからない問題を問題集の解説閲読のみでどこまで理解できるようになる
のか不安、
3 中学への算数の3年分は、様々な問題パターンの網羅度を高めるためだが、
同じパターンの問題が重複してしまう無駄が発生するのではないか、
ということでした。
しかしながら、熊野先生にご指導いただけるのであれば、上記の問題は解決で
きるかもしれないと思い、ご指導いただけるか伺いましたが、もう一杯です、
と断られました。
このことで、算数の個別指導を入試本番までに受けることはおそらくないであ
ろう、と思いました。
診断後に、言われたとおり、プラスワン問題集に取り組み始め、小5の1月か
ら小6の4月までの3か月くらいの間に、20%程度取り組むことはできまし
たが、それ以上は塾の宿題が増えてなかなかできませんでした。
応用レベルの演習不足は、私も感じておりましたが、塾の先生は基本教材の
宿題を重視しており、なかなか素人の私(父)が、応用演習重視に舵を切るこ
とができませんでした。信頼できる家庭教師がいれば、応用問題の演習を増や
して、もう少し成績を上げられたかもしれません。この、基礎と応用の割合を
どうするのかは算数勉強の永遠のテーマですね(私見ですが、息子の成績であ
れば、一度応用問題をやってみて、できなかったら基礎に戻る、基礎教材の取
り組みはもう少し手を抜けばよかったと少し後悔しています。そうしないと、
いつまでたっても応用問題に進めません。)
そこで、父である私が、息子の塾で配られ、取り組んでいた教材を読ん
で、コベツバ(別記事で紹介した、超おすすめの動画教材)のトップガン特訓
という最難関校志望者向けの最高レベルの講座(単元ごとにばら売りされてお
り、1つ(大問15問程度)で当時2500円。ただし、頻出単元は、1単元
で4つくらいに分けられている)で取り上げられているのに、塾教材にない解
法技術の問題をやらせることにしました。
このように考えたのは、当時すでに知って、利用を始めていたコベツバで上
記1~3はある程度解決しうるのではないか、と思ったからです。
1に対しては、
コベツバのトップガン特訓は、問題数を絞っている。塾教材で扱っていない、
または、扱いが少ない問題を特定して、それのみをやれば、分量を減らせる
2に対しては、
解説は動画で何度でも繰り返し見れる(解説の読解力が低くても理解度増せ
る。もっとも、動画だとわかった気にさせられるおそれはある。)
3に対しては、
コベツバが解法技術ごとに問題を整理し、解法技術ごとに名前をつけ
ていること(同じパターンの問題を複数やる無駄は減らせる)
ので、塾+コベツバの併用が学力を伸ばす最もよい方法だと思うに至りました。
以上のように、入試1年前に、中学受験算数の家庭教師の第一人者の方に
厳しい診断をいたたき、すべきことの提案をいただけたのは、大変貴重な
経験でした。普段通う塾以外の先生からセカンドオピニオンをいただくこ
とをお勧めいたします。
結局、息子の算数の成績(サピックスの志望校判定模試最終回(小6の1
2月))は偏差値62に伸びました(最難関校を受験するには65以上は
ほしいところでしたが、到達できませんでした。)。
この話が参考になれば幸いです。
最後までお読みくださりありがとうございました。
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